2011年6月2日木曜日

サファリパークとBaarle-Nassau

今日6月2日は祝日のベルギー。
木曜日が祝日という事で翌金曜日とくっ付けて
4連休にしても良かったですが、祝日の存在知ったのがつい先月であったため
業務に都合がつかず、明日は通常出勤に。
とは言えせっかくの休みなのにどこも行かないのは勿体ないので
朝から日帰りでオランダにあるサファリパークに行ってきました。

ブリュッセルから車で1時間少々。
Hilvarenbeekにある『Beekse Bergen』という所です。

事前にネットでチケット購入しておいたので窓口に並ぶこと無く済みました。
因みにここのサファリパークは自家用車もしくはバス以外に徒歩でも見て回れるようです。
(後で気づきましたがこの徒歩ルートというのが曲者でした。。。)


子供がいることもあり、車で入場しました。
で、入場していきなり渋滞。「サファリ来てまで渋滞かよ?!」と思わされましたが、

渋滞の原因は、

チーターでした。ちなみに安全面を考え、
窓を開けずに撮ったのでろくな写真がありません。
その次は水牛?


どうも見学コースから動物までの距離が結構あり、無駄に広い感じの敷地です。
その後は鹿のエリアなどが続くも、鹿なんて奈良公園に行けば見れる訳ですので
目新しさは全くなくどんどん進みます。で、ちょうど中間地点に駐車場があり、
近くにはオープンテラス席もあったのでここで昼食済まします。
食後、近くを散策しますが、やはり距離がある。
ちなみに園内では船で見て回ることも可能です。


再度車に戻り、後半戦スタート。結局一番の見ものはこれでしょうか。


キリンとバッファロー。ちなみにこのキリンが車道を塞いでいたため、
にわか『キリン渋滞』の様相をなしておりました。


キリンが車道を横断中。。。


で、ここの渋滞を抜けて最後はカンガルーを見て、終了となりました。
(このカンガルーもだるそうで疲れた様子が何ともシュールだったです。)

ちょっと拍子抜けの感じで、妻は納得行かない様子。
「これならジャカルタのサファリの方が断然いい。」と。。。
で、終わってから気付いた点、それは象を見なかった事。
で、園内マップをもう一度しっかり見てみると、
何と徒歩ルートからしか見れない場所にいたようです。
「像を見ないサファリがあるなんて。。。」という訳で
最後の最後まで拍子抜けのサファリ体験となりました。

で、サファリパークの後は、車で30分ほどの所にある
Baarle-Nassauという街に立ち寄りました。『地球の歩き方』の記事にあった街なのですが
何でもオランダ領内にあるベルギーの飛び地の1つがこのBaarle-Nassauという街だそうです。


で、これが現地にあった案内板ですが、まず灰色部分がオランダ領。
これに対して赤色囲み部がベルギー領。更には黄色部分が
オランダ領内の飛び地にあるベルギー領内にあるオランダ領だそうです。

という訳で街中を車で走っていてもカーナビの
「(アラーム音)、You Cross the border」というアナウンスが何度も流れるという
今までに無い体験をすることが出来ました。

そんないびつな街ですので至る所に国境があります。

白線の手前ベルギー、奥はオランダ。

自転車はオランダ領、車はベルギー領。

上の写真の先はこんな感じで国境が折れ曲がってます。


我が家御用達の格安ショップ「ZEEMAN」もこのように2カ国にまたがってます。


因みにオランダではビニール袋は無料なんでしょうか?
というのもここで買い物した妻が「ここのZEEMANはビニール袋が有料じゃない。」というので、
「それは多分オランダで買い物したからじゃないの?」なんて冗談言ったりも。。。

フラマン地方に属するベルギー領だからかフラマン地方のバス会社「De Lijn」も走ってました。



因みによく考えてみるとこのバス停、何気にオランダ領にあったような気がしますが。。。

という訳でもはや『国境』がその体をあまり成していない感じの何とも不可思議な街。
全体的にはとってもこじんまりとした街ですので

のんびり歩いて回るだけでも楽しいところでした。