2011年8月25日木曜日

行かず嫌いだったフランス③(Diorの館)

今回の旅行ですが当初は女性陣のリクエストであるモンサンミッシェルに行った後、
自分の希望である連合軍のノルマンディー上陸地点を巡って
ブリュッセルに戻るという予定にしてました。

ところが「パリにも行きたい」という声が出始め、
また「乳児連れなのに戦跡なんて巡ってもどうするの?」という
何とも冷たい意見が大きくなり始め、
結果としてパリまで巡って帰ることにしました。

とは言えモンサンミッシェルの後、すぐにパリには向かわず
途中、ノルマンディー地方にあるCaenという街で2泊することにしました。
このCaenもガイドブックではではそれなりに見どころがあるようでしたが
結局2泊3日の間、市内観光すること無く行った先は近くのスーパーのみ。
ダラダラと旅行の中休みと洗濯に費やすことになってしまいました。


Caenで泊まったのはAppart Cityというフランス全土で展開しているアパートメントホテルチェーン。
部屋にきちんとしたキッチンがあり、ここでも連日炊飯器フル稼働。

というわけでモンサンミッシェルの後、Caenに向かう前にどこかに行こうかと
『歩き方』をめくっていたらGranvilleという街を見つける。
何でもここにはクリスチャン・ディオールの生家があるというのを知り、
ブランド好きの女性陣がそれに食らいつく。という訳で行ってみました。

ナビセットして着いたのがこちら。立派な門構えのお屋敷の前でした。


で、中に入っていくとこじんまりとした建物が。



これが博物館になってました。中はディオールの作品などが展示されてましたが
説明書きがフランス語しかなく何のことかチンプンカンプン。
見る人が見れば、結構なものがあったのかも知れませんが。。。


敷地からは海が眺められ、


庭には松の木が植わっていたためか



どこか『日本の海』を彷彿とさせてくれました。
こちらがクリスチャン・ディオールさんの銅像。
刻まれた年号見てもらえばわかりますが、結構早世だったようです。


また庭園にはさすがディオールの館です。香水のサンプルが置いてあり、


匂いを嗅ぐことが出来るようになってました。
が、野外に置いているせいかほとんど匂いを感じませんでしたが。。。

そんな感じでディオールの館を散策。我が妹はDiorの館で
限定品の絵葉書を購入して御満悦の状態でした。

博物館のスタッフからGranvilleの地図をもらい、岬の方へ行ってみました。
岬にトーチカ跡がごろごろと3つ4つ残ってました。
まぁこれである意味、ノルマンディー地方の戦跡巡りという
当初の希望は叶えられたと勝手に解釈しておきます。




天気も良く、近くのレストランで食事し、


岬にある原っぱでのんびりゴロゴロ日光浴。


港の方へ目を向けると相当な引き潮なのか、何と船が海底に横たわっている状態に。


まぁ前々日にモンサンミッシェル周辺の海を歩くことが出来たのも、
この引き潮のせいだったのかもしません。
そんだけ潮の満ち引きの差が大きい所ってことですかね。

まぁ余り期待せずに行ったGranvilleですが、思いのほか良い所でした。

2011年8月22日月曜日

現地調達スタート!

今日は会社を18時過ぎに退勤し、近くのスーパーへ駆け込み。
というのもこれを買うため。(買えないとある意味、大変なことになるとこでした。)


日本出発前にアマゾンでパンパースを箱買い。(1段ボール80枚X3パックを3箱)
それがここ半年ほどで全て使い切ってしまい、今月初めから現地調達品に切り替えとなりました。
こっちではテープ止めタイプが主流なんでしょうか、パンツタイプは幾分少なめの陳列状態。
ちなみに価格は右側の「5」のサイズで約20ユーロ。(56枚入り)
サイズ比較した訳ではないですが日本だと前述したMサイズ(80枚入り)が
1,500円程度でしたので若干高めか。

ちなみに箱の裏面にはこのような記述が。


また中に入っている袋(中には26枚入り袋が2個入ってます。)にも同じような記述が。


要は『ばら売り厳禁』という趣旨ですが確かに箱以外のパック売りだと
数量的にみても高めの価格設定になっており、そのためにこのような注記があるのかと。
しかしながら暗算すればどう考えても箱買いの方が
得と分かるだけにどうしてこういう価格設定なのかは謎です。。。
(客はわざわざ計算しないとでも思っているのか?!)

まぁ日本製のパンパースに比べれば若干使い勝手が劣るところはありますが、
それでも問題になるほどではないので今後はこれを使用することになりそうです。

ちなみに今日は買い物カートが新しくなっているのを発見。


なお、今までの旧型はこちら。


深さはあるわ(一旦入れたものを取り出すのが困難。)、押すのが重いわ、
重いくせに車輪が壊れているものが多く、その場合は方向転換が難しいわで
結構大変でしたが今後はちょっとマシになりそうです。

やるな、Carrefour!!

2011年8月20日土曜日

行かず嫌いだったフランス②(モンサンミッシェル編)

Blogアップする順番とは逆になりますが、
ブリュッセルからまずに向かったのがモンサンミッシェル。
距離は宿泊先のホテルにセットするとこの通り。


確か11時位に出て、途中休憩に給油して現地到着したのが18時頃。
ちなみにナビ以外にもミシュランのサイトでルート検索を実施し、
プリントアウトして持参してました。このミシュランのサイトですが
何と速度取締カメラの位置を教えてくれるという親切さ。
更には行程で2時間経過すると「そろそろ休憩取りましょう」とのコメントも。
で、今回通ったフランスの高速道路は有料区間がありました。


おかげで『Gare du Peage』というフランス語覚えました。(「料金所」の意)
有料だけあって路面も整備されており、走りやすかったせいか
約6時間近くの行程でしたが意外に疲れなかったです。
無料だけど結構路面が荒れているベルギーとは大違いです。
パーキングエリアのトイレも無料でした。(ベルギーは有料)

泊まったホテルは『Saint Aubert』というホテル。


1泊90ユーロでここに2泊しました。バスルームは綺麗でしたが
部屋は非常に狭く、ベット以外のスペースがほとんどないという状態。
また壁が薄いのか深夜に他の部屋から卑猥な声が聞こえてくるという始末。。。
ちなみにホテルからはモンサンミッシェルは見えません。

初日は近くのスーパーで買ったサラダで夕食済まし翌日に備えます。
ちなみにそのスーパーではこんな感じのショッピングバックを販売しており、
妹がお土産にということで購入。


また来る際には非常にナイスな情報を提供してくれたということで
その恩返し(?)にこれも購入。。

これがホントのミシュランガイド?!
翌日はいざモンサンミッシェルへ。
ホテルからは約2キロの道程ありますが既に10時頃からホテル前の道路が慢性的な渋滞。
ということで混雑を避けて15時頃にホテル出発。


この時間になると行く車と帰る車が重なり双方向ともノロノロ運転。
後で城壁の上から駐車場見ると相当な数の車が見てとれました。


島内に入り上層部にある修道院に行こうとするも、
お土産屋が並ぶ参道時点で相当な混雑。

有名なオムレツ屋だそうです。

また途中から上り坂ではなく、階段になりベビーカーの身には相当堪える。。。
で、修道院の入口まで来るもののこの時間でもまだ混雑が激しく、
更には内部へベビーカーでのアクセス困難と判断し、断念。


仕方なく城内の広場で少し休憩した後、来た時とは違うルートで下山。
途中で島の西側に出れる箇所があり、試しに行ってみました。


行った日は引き潮の日だったので目の前には広大な干潟が。


また近くには小さな教会がありましたがこの教会、斜面からの道がなく、
満潮時にはたどり着けない場所なのかなぁと思われます。

建物は施錠されていたものの、
なぜか内部にはポテチの袋が落ちていた。
また誰が書いたのか砂面には大きな落書きも。
『SMAP』と読めましたが、さてさて。。。
ということで干潟散策した後、3時間ほどでホテルに戻る。
『夏場は修道院が夜の23時まで開いている』と歩き方にあったので
夕食後、21時頃から再度妹連れて、島内へ。(妻と子はホテルで休憩)


この時間でもまだ人は多かったですが、日中に比べれば全然マシです。


という訳で日中行けなかった修道院を駆け足で見て回る。


修道院内では所々で音楽の生演奏が行われていたりと、結構雰囲気は良かったです。
そんなこんなで一通り島内を制覇した後、ホテルには24時前に到着。


まぁはるばる600キロの道程を来た甲斐がありました。
にしても「混雑が半端じゃなかった」というのが正直な感想。
また夏に行くのであれば混雑してない夜がお勧めです。(夜だと駐車場も無料。)

2011年8月18日木曜日

サバイバルな帰路

今日は夏休み明け初日の出勤。
ということで「初日からそんなに飛ばすのも良くないなぁ~。」と
何とも勝手な理由つけて18時前には退勤。

高速を走っているとブリュッセル方面で豪快に雷の音と光のオンパレード。
雨も激しくなり、ほとんど前が見えなくなりやむなくハザード点けながら減速走行。
で、そのまま走っていると、ナビの音声ガイドが「イン 10キロメータ、フローディング」と。

で、前方が渋滞しているのが見えたので
これは一般道に迂回した方が良いなと思い、ナビがあるのを良いことに
これまで利用したこともない出口から一般道へ。思えば、これが間違いでした。

一般道に迂回しても何と渋滞。見ると前方に大きな水たまり。

ちなみに左側のBMWは動かなくなったのか人が後ろから押してます。
行こうかUターンしようかと迷っていると何と対向車はどんどんやってくる。
ちなみに近所の子供なのか、浮き輪持って登場してきたのはちょっと笑えましたが。。。


という訳で後にも引けず、覚悟決めていざ突入。

前から来た『395系統Leuven行』も結構水に浸かってます。
これまでのミッション車生活の日々で習得した半クラを駆使し
ギアを1速に入れたまま、そろりそろりと前進。


何とかクリアとなりました。
とは言えこの時はまだカメラ構える余裕があっただけマシで
この箇所以外で2ヶ所ほど相当ヒヤヒヤさせられた箇所もありました。

また水以外にも


木が倒れて道路をふさいでいたりと相当激しい雨だったようです。

結局こうして一般道に迂回して帰ろうかと思うもなかなか先に進めず、
同じところをぐるぐる周ることに。その内、一般道の方が高速道路に比べて
起伏が多いこともあり水たまりなども多いのではないかと思い始め
結局は高速道路に戻って、30分ほどの渋滞を我慢して何とか帰宅となりました。

やはりナビがあるからといって安易に知らない道を走るのは禁物だなと。
こういう時は落ち着いて渋滞の列で待つのが最善なのかもと思いました。
ちなみに家帰って妻に写真見せたら、「うわ、まるでジャカルタみたい」と。。
場所はルーベン近郊の一般道です。

2011年8月17日水曜日

Avenue des Champs Elyseesにて

ヴィトン本店店内に妻と妹がさっそうと消えていく丁度少し前。
シャンゼリゼ通りのベンチ座って長女に昼ご飯を食べさせている少しの間、
時間があったので目に入ったここに行ってみました。

フランスの自動車メーカ、プジョーのショールーム。
入って左側に一台の車が置いてありました。


何でも『3008 Hybrid4』というモデルのハイブリッドカー。
車体側面にはこのような表記もありました。


『1er hybride diesel au monde』 Google翻訳によると
『世界初のディーゼルハイブリッド車』となるようです。

個人的にはボンネット内に興味があったんですが、
どうも見れそうにないのでそれはあきらめ車体の周りをぐるっと見ただけでした。
(室内は見れますし、運転席に座ってみることも可能でした。)


近くの棚にこの車の絵葉書が置いてあったのでそれを拝借し10分ほどで退散。
今思えばもう少しじっくり見ておけば良かったかなぁと。

このショールームではプジョーグッズを売るコーナーもあり、なかなか混み合ってました。
(プジョーの車のフランス警察パトカーのミニチュアを買おうか迷うも、結局買わずじまい。)

ちなみにこの『3008 hybrid4』、絵葉書によると9月22日まで
このショールームで展示されているようです。

2011年8月16日火曜日

行かず嫌いだったフランス①(パリ編)

先週は夏休みをもらって日本からの来客(と言っても妹)も一緒に
丸々1週間フランスに行ってました。これまでフランスには
確か今年の2月だったかに一度出張で行ったきりで
これまではどちらかというと避けてきました。

と言うのも
フランス語が話せない
車のマナーが悪い(特にパリ)
すぐにクラクションを鳴らされる(特にパリ)

等々の話を諸先輩方から耳にしていたこともあり
無難にベネルクス諸国に目が向いてました。

しかしながら今回妹がモンサンミッシェルに行きたいとリクエストしてきたこともあり、
それならモンサンミッシェル止まりにせず一気にパリも行ってやれということで
首都にまで足を延ばして周ってきました。帰って来て振り返ってみると
今までのフランス回避の考えは単に『食わず嫌い』ならぬ『行かず嫌い』だっだんだなと。
結構見どころが沢山あることに気付き、また行ってみたくなりました。

今回パリには2泊しました。ホテルは妹に見つけてもらったパリ市庁舎近くにある
『Hotel Residence Des Halles』というところ。(2泊で400ユーロほど)


大人3人に乳児1人ということで4人部屋でリクエスト。
その結果、6階の1フロアに1室だけある部屋を割り当てられました。


Residenceと言うだけあり、部屋にはミニキッチン、冷蔵庫、電子レンジ完備。
乳児がいるので外食はせずにスーパーで買った総菜に家から持ってきた炊飯器で
コメ炊いて連日の食生活をまかなっておりました。

パリには大人3人の誰もが一度も来たことがなかったということで
市内観光にはこれを利用。

しかもこのバス、チケットが2日間有効ということで2泊3日の自分達には大助かりの料金体系。
バスの2階席に乗れば、こんな感じで


何とも心地よかったです。とはいえ雨に降られたこともあり、
あわてて1階席へ移動したなんてこともありましたが。。。

オルセー美術館に

凱旋門。

そしてエッフェル塔に


ルーブル美術館。


まさにパリの名所(美味しいところ)をしっかりと押さえたルートで
『お上りさん』状態の我々にはもってこいの観光バスでした。
2泊3日しかなかったこともあり基本的にはバスからのみの見学。
各所の個別訪問はまたの機会にしようと思ってます。

そんな中、唯一行った(と言うかより正確に言うと連れて行かされた)のがここ。


ヴィトン本店
乳児を抱いた妻と妹がさっそうと店内に消えていき、その間一人路上で待機。
なお、行った日にはこのような感じで入場規制実施中。
(ちなみに乳児連れだと待たずに入れてくれました。)


ボーっと入場待ちの列見てると
たまに無理やり入場しようとして入口の係員に制止され、
列に並ぶように言われるもその列の長さに我慢がならないのか
挙句の果てには係員に食ってかかるも全く相手にされず
結局はあきらめてその場を立ち去るアジア系と思しき方々を良く目にしました。

やはり人間いくらマネーがあっても、モラルがないと駄目なんだなと
改めて気付かされたパリでの昼下がりでした。