2012年1月3日火曜日

Schengen(シェンゲン) へ行ってきました。

この年末休み、2泊3日の日程で
ルクセンブルクとベルギー・ワロン地方へ出かけました。

ルクセンブルク自体には昨年1度行ったことがありますが、
今回は首都のルクセンブルク市以外の所を目指して出発。
目的地はルクセンブルク南東部のSchengen(シェンゲン)です。

このSchengen、何で有名かと言うとその名も『シェンゲン協定』。
これのおかげで協定加盟国は入国審査無しに行き来が出来る訳で
その恩恵に与ってる身ですのでここはその条約に敬意を評して、
勝手に『表敬訪問』ということで行ってみました。
何でも事前の下調べによるとモニュメントとちょっとした博物館があるとのこと。

ブリュッセルから高速道路E411号線に乗って、ひたすら南東方向へ。

ベルギー・ルクセンブルク国境
博物館の横にはカフェも併設されているという事なので
博物館見学の後に子供の昼食も兼ねてカフェで一息つくかと思い、
予定通り13時過ぎに現地到着。

写真ではちょっと分かりにくいですが『Museum European Schengen』とあり、
ここがお目当ての博物館とカフェ。


ところがさっそく行ってみると、どうも人けが無い。。。
で、何のことかと思いきや何と年末特別休館っ!!
(12月24日から1月2日まで。上の写真の右手、白いのがその貼り紙でした。)

事前の下調べでは『月曜日が休館日』とはあったものの
年末年始休暇の事は書いてなかったので何とも不親切極まり無いですが、
閉まっているものはどうしようもない。
という訳でまずは近くに車停めて、腹ごしらえ。(カフェは開いてましたが結局行かず。)

せっかく来たので近くを散策しつつ、シェンゲン条約の記念モニュメントを探す。
すると博物館から約150M位行ったところにありました。



4ヶ国語でそれぞれ書かれた説明書き。


何でもここを流れるモーゼル川に投錨した船の上で調印されたとのこと。
確かに近くの橋の上から見ると船着き場のようになってました。


この橋の上から対岸方向に目を凝らすと、


対岸はドイツでした。で、逆に歩いてきた方向に目を凝らすと、


当然ながらルクセンブルクです。
で、橋のたもとの道路標識では何ともおおざっぱに、


『フランス2キロ、ドイツ1キロ』の表示が。
そんなこんなで寒風吹く中、寒さにも負けず独りで悦に入っておりました。
(妻と子供は車で待機。)

モーゼル川を往く船を見ながらのんびりと1時間程過ごして、
シェンゲンを後にしました。
パラボラアンテナに車まで搭載してる船。
博物館が閉まっていたのは予想外でしたが、
良いふうに考えればもう一度来る目的が出来たということで、
その際は独・仏国境にも行ってみたいと思ってます。