2011年2月13日日曜日

デン・ハーグ(Den Haag)訪問記

土曜日はスキポール空港の帰り道、
デン・ハーグという街に寄ってきました。

お恥ずかしながら今までてっきりオランダの首都はアムステルダムだと思ってましたが
正解はここデン・ハーグだと『歩き方』やWikipediには書いてある。
学生時代地理が得意だった自分にとってはこれ、驚愕の事実。
「トルコの首都は最大都市のイスタンブールじゃないですよ。アンカラです。」
というのとどこか似ているような気もしなくない。とは言え日本の
外務省のページでは「首都はアムステルダム」と書いてあるくせに
日本大使館はこのハーグにあると書いてある。何だか良く分かりませんが
そんなことはさておきなかなか良い街でした。

着いたのは11時過ぎ。まずここハーグには『Binnenhof(ビネンホフ)』という国会など
オランダ国政上重要な施設があります。中が見学できるようになっていて
事前に予約したところ「14時からのツアーに参加OK」との連絡をもらっていたので
それまでの2時間程をぶらぶらして過ごす。


Binnenhofです。良い具合に霞んでました。
ここハーグでもう1か所行きたかったのがエッシャー美術館。
エッシャーとは世にも奇妙な構成の絵を描いたオランダ人画家なのですが
その人の作品を集めた美術館がここにあります。この2つがハーグ訪問のきっかけです。

観光案内所から迷って歩くこと20分ほど、気が付けば目の前にエッシャー美術館があった。
(今回は『歩き方』のコピーを持参するの忘れ、うろ覚えで歩き回る。
なおかつ雨なのに傘も忘れ結構、ブルーに。)

このエッシャー、何年か前に名古屋・栄の松坂屋だったかどっかのデパートで特別展をやっており、
わざわざ見に行ったものですが、それ以上の期待を込めていざ、突入。
幸い館内はフラッシュ不可ながらも写真はOKなので何枚か撮ってきました。以下参照。




何とも不思議な絵の数々。その場にいた日本人の方のつぶやきが印象的
「う~んこの構図、わかるようでわからん。何かエッシャー、ムカつくわ。」と。(笑)
ここハーグではフェルメールの作品が見れるマウリッツハウス美術館が有名ですが
個人的にはこちらの美術館で絵を見ながら頭ひねるのも一考かと。
(マウリッツハウス美術館は次回訪問時のお楽しみにとっておきます。)

で、次はビネンホフのツアー。こちらはガイドツアーになります。

先ほどとは逆側から。白鳥が良い感じ。
ここではまず成り立ちのビデオを見てから騎士の館→下院の議場という流れで見学。
まずは騎士の館。こちらは毎年9月に女王陛下がやってきて国会開催の演説をするという場所。
中はこんな感じで、言い方失礼かもですが、見た目には体育館というか講堂といった感じ。
ちなみに天井部は釘を使わずに木を組み合わせて出来ているとか。

なお、中央にぽつんと置かれた椅子が女王陛下がお座りになる場所だという。
*椅子の上部にある『B』の印は現在のベアトリックス女王の『B』から来ているそうです。

その後は下院へ移動。ここでは残念ながら写真は取れませんでした。
定員が150人のオランダ下院。こじんまりとしていて明るい色彩の議場でした。
ちなみにこの時のツアー、自分以外はすべてオランダ人。
「何だこの日本人、うちの国会に何のようだ?」と思われたか、
はたまた「おー、我が国の国会に興味がある日本人とはすばらしい!
シーボルトもきっと喜んでいる。」となったかはともかく、ガイドのおばちゃんが
騎士の館と下院について日本語で書かれた説明書きを貸してくれた。
これが結構しっかりと翻訳されていて、おばちゃんのオランダ語説明分からずとも
なかなか面白かったです。(こういう官公庁的な場所の訪問好きなんですよね~。)

その後は少し市内を歩いた後駐車場へ戻り、16時過ぎにハーグ出発。








観光案内所で買った冊子にはまだまだ見所が色々と載ってましたが
まぁまた次回のお楽しみということでその時まで取っておくとします。

天気が今一つでしたが(しかも傘も忘れ)、楽しかったです。
しかし帰路ブリュッセルまでの道のりの眠かったこと眠かったこと。
途中3か所で休憩とって何とかたどり着きました。。。