2011年2月17日木曜日

Federale Politieからの通知書

先日Twitterでもツイートしましたが
2週間程前、朝一での客先打合せを終えて
会社に向かうAM11時前頃、高速道路にてスピード違反の現行犯で捕まりました。

で、その時の警察官から「罰金の通知書は後日郵送で来る」と
言われたのでいつ来るのかと思ってたら先週届きました。


送付元は東部Limburg州の交通警察。
で、2通の封筒を開けてみたら、


1つには状況説明書(日時、場所、車のナンバー、違反内容)。
もう1つには罰金の振り込み用紙が入ってました。
そのうち状況報告書には異議申立書みたいなもの付いていて、
一様反論・異議主張が出来るようなのですが私の場合、現行犯でしたからどうしようもない。
また状況報告書にはレーダーでとらえた速度が掲載されてました。


法廷速度120キロ(上段)の所を145キロ(中段)で走行しレーダー感知。
その後136キロ(下段)に減速したという意味だそうです。

この辺はオランダ語の分かる会社の現地人スタッフに教えてもらいました。

で、罰金額は


80ユーロ。この金額は25キロオーバーに対する罰金だとのこと。
というのも捕まった時、警察官に「オーバー25キロ、エイティ ユーロ」と言われましたので。
受取人の住所はブリュッセルになってましたので本部で集約という事でしょうか。
ちなみに支払期限が今日でしたので銀行で払ってきました。

で、この件を会社の現地人(女性)に話したら、
「偽装警察車両(いわゆる覆面)もいるから気をつけてね。
またこういった取締はフラマン地域(北部オランダ語圏)ばかりで行われているわ。
それはどういう事かと言うとねフラマン地域で集めた罰金は
全てワロン地域(南部フランス語圏)のために使われるのよ。
試しにワロン地域を走ってごらんなさい。殆ど取締なんて行われてないから」と、
少しばかり吐き捨てるように言ったのが印象的でした。

ここベルギーでは南北格差は少なからずあるとは聞きますが、
こんなところでそんな話題になるとは思いもよらなかったです。
でも少なからずフラマン語圏に住む現地人の本音が垣間見えたような気がしました。

ちなみにRTLというフランス語チャンネルの今晩19時のニュースで
スピード違反の取り締まりの模様をやってました。


中央分離帯(路肩やインターチェンジ、サービスエリア内の場合もある)に隠れて、

速度超過車両が来るとレーダー連動のカメラでパシャっと。

ちなみに上の写真見てもわかりますがベルギーのレーダーは
日本と違い後ろレーダーを当てて速度を捉えるタイプです。
路肩には結構故障車とかも止まっているので
一瞬では見分けがつきにくいですが、そもそも「路肩停車車両を見たら減速」
というのが罰金防止対策のようです。

ちなみにこのニュースでは罰金をその場で現金で払っているシーンがありました。
聞くとベルギーでは罰金通知書が来ても払わないで
踏み倒してしまう事が多いらしいです。(未払いに対する罰則があるのかは不明です。)
なので徴収方法をその場で現金払いに変更になったというのがメインテーマで
今晩のニュースになってたのかもしれませんね。

いずれにしてもこのニュースのおかげで取締の実態を知る良い機会になりました。
先輩曰く「どうも最近取締が多いせいかみんなゆっくり走ってる気がする。」
というコメントもありますので気をつけようと思います。